これまでの1~7を買い揃えたらもうあなたは立派な宅録マンです。多少の音質の差はありますがプロと同じ事が「可能」なはずです。しかし世の中そんなに甘くはなく、出来上がった作品をプロと比べると「天と地」ほどの差があります。
楽器を少しでも弾く人は気づいているように、楽曲の8割は演奏者(打ち込みならプログラミング者)で決まってしまうんです。機材の差なんて1割程度です。残り一割は小手先のテクニックなどでしょうか。表面的には上手く修正出来ても「なんか違うんだよね〜」っていう部分です。
でもそれで楽しければ十分満足出来る趣味になるし、仲間を増やして飲みにいったりいろいろ広がります。本気でやりたいという人は、最低限ギターとピアノくらいは「簡単になら弾ける」くらいまで練習しましょう。最終的に打ち込むとしても楽器の構造や弾き方を知ってるのと知らないのでは大きく違ってきます。作曲にもかなり役に立ちます。
世の中には趣味を扱う参考本が山ほどあります、僕もさんざん読んだ時期もあります。役に立ったかどうかは知りません。(笑)でも、急に知識が必要な時に本があると結構助かります。初めて扱う楽器のレコーディングとかね。
そこで宅録で一曲仕上げるのに必要だと思われる「基本」と、参考になる(と思われる)本を書いておきます。
※僕も見た事がない本もあるのでその場合は評判で書きます。
| 作詞・作曲の基本 | |
|---|---|
| 使う楽器の弾き方や音の基本 | |
| ボーカルの基本 | |
| レコーディングの基本 | |
| 打ち込みの基本 | |
| ミックスダウンの基本 | |
| マスタリングの基本 | |
| 宅録総合 |
このくらいかな。7割くらいは持ってて、3割くらいはちょこちょこ読み直してる。全部で3.4万くらいだけど、人によっては数百万の価値があったり数百円の価値しか無かったりするだろう。僕も譜面系の本は苦手でどうも敬遠してる。逆にエフェクターなんかの本はパラメーター値が参考になったり以外な時に使えたりと役に立つ事が多い。
とは言え、全部買って読んでもすぐマスター出来るわけないし逆にこんがらがるだろう。作詞・作曲をメインにしたい人はそういう本を、トラックメイキングが好きな人はそういう本を読みながら必要なときに購入する事をお勧めします。
表の一番下のSOUND DESIGNERですが、たまにブログでも書いてるけど、宅録入門系の雑誌としては一番充実していると思う。僕も知ってても確認するのに買ったりしてる。特に「ホームスタジオ構築系」の月は役に立ちます。なかなか自分以外の環境ってわかんないですもんね。amazonで中古のバックナンバーを探してまとめ買いするのも良いと思う。大体1年分買うと作曲からマスタリングまで一通りの知識が載っています。
もちろん機材の紹介などは古くなるけど、この手の本のテクニックやtipsなんて5年前のものでも十分活用出来ます。800円くらいと安いし、サンレコなんかよりよっぽど良いです。掲載してるジャンルが個人的にはちょっと微妙ですが。(笑)
他のクリエイティブな事もそうだけど、本の通りにやっても、思った通りにならない事は山ほどある。それはいろんな要素を重ねて一つの作品を作るわけだから一部分だけ同じにしてもあまり意味が無い。
あくまで宅録は曲を作っているという認識なので「一つの楽器」にとことんこだわるより「多くの楽器」を同じくらいのレベルでマスターしていく方が曲としてはよく聞こえると思います。僕もその考えは10年間変わってません。時間は相当かかりますけどね。(笑)
というわけでひとまずこの連載は終りにします。
作曲家+編曲家+エンジニアが指南! マニュアル・オブ・エラーズ 山口優 リットーミュージック発行年月...
販売価格: 1,995 円(2012/2/4 14:44 更新)
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